呼吸器外科領域ロボット手術件数No.1※肺がん治療を、革新する。
- 順天堂医院 呼吸器外科 教授
- 鈴木 健司SUZUKI KENJI
-
01小さな傷で回復を早め、
合併症を低減するロボット治療 - 02進行がんでも、手術による治療の可能性を
-
03放射線、抗がん剤治療の
サルベージ手術を体の負担を少なく手術 - 04テクノロジーで革新的な医療安全を
※2023年の呼吸器外科領域におけるロボット手術の手術件数全国1位
- 順天堂医院 呼吸器外科 教授
- 鈴木 健司SUZUKI KENJI
-
01小さな傷で回復を早め、
合併症を低減するロボット治療 - 02進行がんでも、手術による治療の可能性を
-
03放射線、抗がん剤治療の
サルベージ手術を体の負担を少なく手術 - 04テクノロジーで革新的な医療安全を
肺がんの手術治療は、最新の技術と医療の進歩により、患者様のQOL(生活の質)を大幅に向上させています。特に、ロボット手術の導入により、「小さな傷での回復促進」と「合併症の低減」という二つの大きなメリットを実現しています。また、進行がんでも、他院で困難とされたケースにも可能な限り手術治療での根治を目指しています。
鈴木 健司の肺がんの手術
ロボット手術
- 対象疾患
-
- 肺がん(原発性・転移性)
- 縦隔腫瘍(良性・悪性)
-
1cm程度の穴を5〜6か所で手術を行います
- 対象疾患
-
- 肺がん(原発性・転移性)
- 縦隔腫瘍(良性・悪性)
当院では、2017年1月からロボット支援下手術を導入し、ロボット支援下手術の優れた点ともいえる負担の少ない治療の提供しています。
ロボット支援下手術は、ロボットのアームなどを挿入するために、1cm程度の穴を5〜6か所ほど開けて行います。ロボットのアシストにより手術時の手ぶれを抑えられることや、アームの動きの自由度が高いことで、精密な手術を行うことができます。
精緻な操作により、神経を温存した正確なリンパ節郭清が可能です。痛みが少なく、術後の早期回復、退院が期待できます。また、術後合併症が軽減する可能性が高くなっています。これまでにロボット手術での開胸へのコンバートは4例、およそ0.4%と世界トップクラスの成績です(2024年2月時点)。
術後平均退院日数5日
最短退院日数3日
日本初、呼吸器外科ロボット手術1,000例
ロボット手術数1,053件
※2017年〜2023年12月31日
肺がん(原発性・転移性)におけるロボット手術
縦隔腫瘍(良性・悪性)におけるロボット手術
胸腔鏡補助下手術
- 対象疾患
-
- 呼吸器外科手術全般
4-8cmの小切開と2ポート(11mm,6mm径)
- 対象疾患
-
- 呼吸器外科手術全般
胸腔鏡補助下手術とは、直接胸腔内を目で見るとともに胸腔鏡を介してモニターに胸腔内を映して行う手術を指します。
対象は、呼吸器外科手術全般(原発性肺がん、転移性肺がん、悪性縦隔腫瘍(胸腺腫など)・良性縦隔腫瘍、重症筋無力症、自然気胸、膿胸、感染性肺疾患(肺結核・非結核性抗酸菌症・肺真菌症など)、良性胸壁腫瘍、肺良性腫瘍、肺生検目的)です。
術後平均退院日数6日
最短退院日数4日
胸腔鏡補助下手術数3,560件
※2017年〜2023年12月31日
治療実績
-
2019
650 -
2020
638 -
2021
650 -
2022
670
低侵襲治療を検討中の方や
自分に合った治療を探されている方は
お気軽にご相談ください。
原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍:胸腺腫、その他の縦隔腫瘍、気胸、膿胸、中皮腫など。
特に心臓病、脳血管障害、腎臓病、間質性肺炎などの併存症をお持ちの患者さんの手術。
順天堂大学 呼吸器外科教授鈴木 健司
- ・日本外科学会専門医、日本呼吸器外科指導医
- ・呼吸器外科専門医
- ・呼吸器外科学会評議員
- ・呼吸器外科学会理事
- ・ASCO(米国臨床腫瘍学会正会員)
- ・AATS(米国胸部外科学会正会員)
- ・ESTS(欧州呼吸器外科学会正会員)
- ・IASLC(世界肺癌会議正会員)
- ・EACTS(欧州胸部外科学会正会員)
- ・ロボット手術
専門
- ・早期肺がんの手術適応に関する診断と治療方針
- ・進行肺がんに対する集学的治療
- ・放射線療法や薬物療法治療後の肺がんに対するサルベージ手術
- ・縦隔腫瘍の診断と治療
- ・転移性肺腫瘍の治療
- ・悪性胸膜中皮腫の治療
肺がん手術で大切にしていること
複雑手術も安全に
体の負担が少ない手術を目指す
かつて、肺がんや縦隔腫瘍など胸部の腫瘍を取り除く手術には大規模な皮膚切開が必要でした。1990年代に胸腔鏡を使った手術が導入され、日本でも標準的な方法となりました。さらに、2018年の4月には、医療用ロボットを活用した手術が保険適用されるようになりました。
当科では肺がん治療に先駆けて取り入れており、1,000例を超える手術を実施しています。ロボット手術は高精度で、従来困難だった複雑な手術も可能にしていますが、すべての手術に適しているわけではありません。適切な手術方法については、専門の医師がご相談に応じます。
国立がんセンターと
順天堂の融合による万全な体制
防衛医科大学校を卒業後、私は国立がんセンター東病院でレジデントとしてのキャリアをスタートしました。ここでの経験は、私の医療技術と知識の基礎を築く重要なステップとなりました。国立がんセンターでは、最先端の手術技術と患者への配慮が求められ、これが私の医療に対する姿勢を形成する上で大きな役割を果たしました。
2008年に順天堂大学に移ると、私はがんセンターで培った技術を基に、順天堂大学の総合的な医療力と組み合わせることで、より質の高い治療を目指すようになりました。糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、透析、不整脈など、複数の併存症を持つ高齢者の手術を成功させるためには、単に手術技術が高いだけでは不十分です。順天堂では、これらの合併症に対応するための専門家がおり、万全の体制で患者をサポートできます。
私はがんセンターの手術技術を順天堂大学に持ち込み、大学の総合力と融合させることで、患者にとって最良の治療を提供できると確信しています。私たちの目標は、年間1500例の手術を実施することです。質と量のバランスを考慮しながら、最適な医療サービスを提供するために、日々努力を重ねています。この取り組みが、他の医療機関にも良い影響を与え、医療の質の向上に寄与することを願っています。
順天堂における
間質性肺炎合併症の新たな治療の可能性
間質性肺炎合併という難病があります。この疾患には高い確率で肺がんが発生します。このタイプの肺がんは大変治療が困難でしばしま治療不能と診断されます。こうした状況でも順天堂では治療可能な場合もありますので、ご相談ください。
未来の患者さんを救う 後進育成
メディア掲載
低侵襲治療を検討中の方や
自分に合った治療を探されている方は
お気軽にご相談ください。
原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍:胸腺腫、その他の縦隔腫瘍、気胸、膿胸、中皮腫など。
特に心臓病、脳血管障害、腎臓病、間質性肺炎などの併存症をお持ちの患者さんの手術。
-
1.手術症例数
2023年の肺がんの手術症例数750件でした。
肺がんの手術はすべてのスタッフに特殊な技術が求められる手術であり、施設の経験数も重要です。
手術数が多いからこそ、設備投資や人にも投資ができ万全の体制を患者様にご提供をすることができます。 -
2.総合病院の力
どちらも総合病院であり、呼吸器以外の疾患を合わせ持つ患者さんであっても各領域の先生方と一緒に治療を行うことができます。
糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞、間質性肺炎などの併存症をお持ちの患者さんの治療が可能な場合があります。
- 施設名
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院
- 住所
- 〒113-0033東京都文京区本郷3丁目1-3
- 電話番号
-
代表電話番号
03-3813-3111 - アクセス
-
- 電車
- JR線 御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)より徒歩約5分
- 東京メトロ 丸ノ内線 御茶ノ水駅より徒歩約5分
- 東京メトロ 千代田線 御茶ノ水駅より徒歩約5分